キリンビール跡地で撮影されたミュージックビデオに出演する中島さん(前列左から2人目)やバンドのメンバーら(提供写真)

「僕らの唄」のCDジャケット

キリンビール跡地で撮影されたミュージックビデオに出演する中島さん(前列左から2人目)やバンドのメンバーら(提供写真) 「僕らの唄」のCDジャケット

 【高根沢】ご当地ソングコンテストでグランプリを受賞した町の地域おこし協力隊員中島伸雄(なかしまのぶお)さん(31)率いる「のぶおばんど」がミニアルバム「僕らの唄」を自主制作、26日に全国CDデビューを果たす。軽快なリズムの受賞曲「住めば都の高根沢」や町の成人式のために作ったロック調の「あの日の僕へ」など6曲を収録。中島さんは「CDを出したいという夢がかなった。高根沢の名が全国に知られるように頑張りたい」と話している。

 のぶおばんどは、ボーカル兼ベースの中島さんが2016年に高根沢へ来てから知り合ったギター小林洋城(こばやしよしくに)さん(29)、キーボード花崎右門(はなさきうもん)さん(30)、ドラムス梅田貴之(うめだたかゆき)さん(29)の4人組で17年11月に結成。中島さんが作詞作曲した「住めば都の高根沢」は今年5月のご当地ソングコンテスト「YOITOKOよいうた大募集」(サウンドハウス主催)で初代グランプリを受賞した。

 広島県出身の中島さんが東京生活に疲れ、町に移住し元気を取り戻した経験を歌った。受賞以来、県外でも共感を呼び、新潟県村上市、埼玉県草加市、茨城県城里町などに呼ばれ演奏している。

 これに力を得た中島さんらはCD制作に取りかかる。「あの日の僕へ」は町の成人式で歌ってほしいと要請があったため、成人式ソングとして作った。「人と比べて落ち込むなんて僕らしくないね 聞いて これは今の僕からメッセージ」。若者特有の焦燥感にかられている「20歳の自分に向けて書いた」という。

 CD制作には町の経済団体が一部補助を出し、ミュージックビデオは町内のキリンビール跡地で撮影するなど、町民や町関係者が協力している。タワーレコード、TSUTAYA、HMV、アマゾンなどを通じて販売する。タワーレコードの商品紹介には「のどかな田舎町から全国へ」とある。税別1500円。