入所する特別養護老人ホームで職員と歓談する尾山さん。記憶をたどりながら、３０年前の「あの日」を語った＝１７日午前、那須塩原市
拡大する

入所する特別養護老人ホームで職員と歓談する尾山さん。記憶をたどりながら、３０年前の「あの日」を語った＝１７日午前、那須塩原市

　死者１４人、負傷者６千人以上を出し、社会を震撼（しんかん）させたオウム真理教による無差別テロ、地下鉄サリン事件。被害者は今なお、後遺症や癒えない心の傷、苦しみと向き合い続けている。「できる限り次の時代につないでいく」との思いも抱える。事件は２０日、発生から３０年となった。

　「忘れようと思ってもね、忘れられないよ」