中学生を指導する熊代さん(右)

 【市貝】町と町スポーツ協会が主催する「アスリートが教える柔道教室」がこのほど、町武道館で行われた。現役時代、国内トップ選手として活躍した町出身の熊代佑輔(くましろゆうすけ)さん(36)が初めて古里で“後輩”たちに磨き上げた技を伝授した。

 熊代さんは茂木高、東海大と進み、卒業後はALSOKなどで活躍。現在は国際武道大の助教を務めている。このほか群馬県出身で白鴎大足利高、筑波大などで国内トップクラスの選手だった田中崇晃(たなかたかあき)さん(30)が講師役を務めた。

 教室には市貝柔道クラブの小学生や市貝中柔道部の部員など約60人が参加。熊代さんは袖釣り腰、田中さんは背負い投げなど多彩な技のかけ方のこつを手本を見せながら教えた。同クラブに所属する赤羽小4年石川朔士(いしかわさくと)さん(10)は「熊代先生に教えてもらった小内刈りを試合で使ってみたい」と話していた。