立春が過ぎたとはいえ、まだ厳しい寒さが残る2月11日、日環アリーナ栃木屋内水泳場は小学生の熱気と歓声であふれていた。

 行われていたのは「栃木トヨタ自動車presents 榎本遼香(えのもとはるか)飛び込みチャレンジ2025」。飛び込みに親しんでもらうイベントで、身ぶり手ぶりを交えて指導した榎本は「子どもたちの可能性はすごい」と新たな発見に感動しているようだった。

 飛び込み競技で本県初のオリンピアンとなった28歳。イベントに先立って開かれた講演会では「自分の可能性を信じて努力すること」と題して、過去の歩みを振り返りながら、自身の経験に基づいたメッセージを子どもたちに送っていた。