作家であってもなくても自然から受けるものは大変大きなものがありますが、創作活動を続けるうちに、私の絵本と自然は強く結びつくようになっていました。

 子どもが野山を駆け回り、生き物と出会う。光や匂い。鳥の鳴き声や風の音。カエルを捕まえて手の中に入れたときの感触。冷んやりしていることが分かるだけで大発見です。野イチゴを食べることもそう。