任期満了に伴う栃木県知事選は17日、投開票が行われ、無所属現職の福田富一(ふくだとみかず)氏(71)=自民、公明推薦=が6回目の当選を果たした。投票率は32.05%だった。

6選を確実にし、万歳する福田富一氏(中央)=17日午後7時、宇都宮市戸祭町、磯真奈美撮影
6選を確実にし、万歳する福田富一氏(中央)=17日午後7時、宇都宮市戸祭町、磯真奈美撮影

 知事選投票締め切り直後の午後7時、当選確実の一報が入った宇都宮市戸祭町の選挙事務所は拍手と歓声に包まれたが、無所属現職の福田富一氏は厳しい表情を崩さなかった。集まった多くの支持者に一礼し、万歳三唱。遊説隊から花束を渡され、ようやく笑みを浮かべた。しかし選挙戦を通して実感した地域の課題を振り返ると、県政史上最多となる6期目に向けて再び表情を引き締めた。