市民講座のチラシ

 【下野】「人生最終章の生き方、逝き方、寄り添い方」をテーマにした「第12回つるカフェ市民講座」が25日、薬師寺の自治医大研修センター大講堂で開かれる。看護師であり、僧侶、スピリチュアル(魂)ケア師による講演、歌劇、おしゃべりとピアノなど多彩にテーマを訴える。

 市民講座は、在宅ケアに携わる市内や周辺の医療、福祉の専門職らが集う「つるカフェ」を中心とした実行委員会が主催。

 講演の講師は都内の玉置妙憂(たまおきみょうゆう)さんで、演題は「人生がちょこっと楽になるかもしれないご提案」だ。

 看護師の経験に加え、夫をみとって「科学だけでは解決できない問題があると気づいた」といい、出家し僧侶ともなった。現在は都内の医療機関で働く傍ら、非営利一般社団法人「大慈学苑」代表としてスピリチュアルケアの活動を行う。

 つるカフェメンバーや自治、獨協両医大学生による歌劇団(うたげきだん)の「夜を長く感じるあなたへ」を上演する。

 歌劇の途中に、話とピアノ演奏による「へこたれた時の音楽の力」や、「忘己利他の由来」「からっぽの素敵(すてき)」と題した講話も盛り込む。

 午後1時半~4時半。参加無料で、事前申し込み不要。(問)つるかめ診療所080・9055・6011。