県内の公営墓地で、一つの墓に多数の遺骨を一緒に納める合葬墓(がっそうぼ)の整備が広がっている。下野新聞社の7日までの調査では、宇都宮や小山など6市町が計2万1940体分の受け入れスペースを確保し、6月末時点で2615体が納められている。このほか生前申し込みも1210人を数える。少子高齢化や核家族化で墓の承継に不安を感じる人が「墓じまい」をするケースが増えており、合葬墓需要の高まりが浮き彫りになった。

墓の遺骨を別の場所に移す墓じまいなどの改葬は、全国的に増加傾向にある。厚生労働省によると、2022年度の改葬は全国で15万1076件で12年度の7万9749件に比べ2倍近く増加。県内は22年度1497件で、1098件だった12年度の1・4倍となった。
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