1回、大会第1号の満塁本塁打を放ち、小山南の森川(右)が歓喜の生還=エイジェック

 第106回全国高校野球選手権栃木大会第1日は12日、宇都宮市のエイジェックスタジアム(県営本球場)で1回戦1試合が行われ、小山南が高根沢を五回コールドの15-0で快勝。3年ぶりの2回戦進出を決めた。第2試合の那須拓陽-小山は雨天中止となり、順延となった。大会第2日の13日は同球場など3球場で1回戦9試合が行われる。

 【評】小山南が投打で圧倒した。打線は初回、森川の満塁本塁打などで一挙6得点。三回は岩丸、四回は森川がいずれも満塁で適時打。先発の八木橋は5回を1安打無失点と好投した。

 高根沢は投手陣が与四死球8と制球に苦しみ、大量失点につながった。

◆主将の意地 打でけん引 小山南・森川

 夏の開幕戦で頼れる主将が躍動した。小山南の森川久輝(もりかわひさき)がランニング本塁打を含む3安打7打点と大活躍。「今日は出来過ぎでした。自分でもびっくり」と興奮気味に汗を拭った。