7月は日本耳鼻咽喉科頭頸部(けいぶ)外科学会が定める「頭頸部外科月間」。全てのがんの5%程度という珍しい病気で、治療法などが十分に知られていない頭頸部がんの啓発活動を展開している。心の準備ができないまま告知された患者は、現実を受け入れられないことも多いという。県立がんセンターの看護師や管理栄養士は「どのような治療を選択するかは、大きな分岐点になる。メリットとデメリットの双方が理解できるよう寄り添いたい」と話した。
頭頸部がんは口腔(こうくう)、喉頭、咽頭、唾液(だえき)腺、鼻・副鼻腔(びくう)など多岐にわたる臓器に生じる。飲酒や喫煙が発症リスクを高めるという。食事や呼吸、発声、会話など日常生活での重要な機能に関係している。
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