県内の2023年度のシカとクマによる林業被害額は前年度比27%増の2億3千万円に上り、8年ぶりに2億円を超えたことが29日までに、県のまとめで分かった。過去10年間では15年度の2億6800万円に次ぐ規模となった。被害面積は前年度と変わらず計65ヘクタール。樹齢を重ねた価値の高い樹木が、樹皮を傷付けられる剥皮(はくひ)被害を多く受け、全体の被害額を押し上げたとみられる。
県森林整備課によると、近年減少傾向が続いていた林業被害額は20年度の1億1700万円を底に増加へ転じ、3年連続で増えている。21年度は1億7千万円、22年度1億8100万円と推移している。
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