力作のエコバッグを手にする桜井さん

 【茂木】園児たちに収穫したジャガイモを入れてもらおうと、小貫の桜井二三子(さくらいふみこ)さん(86)がこのほど、下野新聞の古新聞を使ったエコバッグ約140個を「かみねの森認定こども園」(市貝町上根)に贈った。バッグは21日の園児によるジャガイモ掘りで使われるという。

 桜井さんは3月、同園で園長を務める親戚から「エコバッグを作ってほしい」と声をかけられた。生来、器用で編み物などを得意としていた桜井さんは、すぐにインターネットなどで調べて作成に取りかかった。

 バッグは1個当たり古新聞2ページを折り畳んで作る。大きさは縦18センチ、横28センチ。重さがかかる取っ手や底は厚めに加工して、しっかりのり付けをした。「カラーのページを外側にして色味も良くした」と細かい工夫も忘れなかった。

 慣れてくると1個10分ほどで作れるようになり、予定を大きく上回る数が完成した。桜井さんは「秋のサツマイモ掘りまで使える数を作りました」と笑い、「子どもたちには新聞にある写真なども楽しみながら、ジャガイモ掘りをしてほしい」と話していた。