地球温暖化の影響で栽培が難しくなっているヒマラヤの青いケシ=2021年6月撮影

 【日光】例年この時季に開花する「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれる上三依の上三依水生園のケシが、今シーズンは見られないことが24日までに分かった。地球温暖化の影響で、花の株が夏を越せなくなったことに加え、北海道の専門業者からも新たな株を仕入れられなかったためという。就任14年目で初めての事態に高宮達也(たかみやたつや)園長(79)は「自然界の方が温暖化に敏感。再び見られるように努力したい」と話している。