7回、作新の柳沼が同点の右犠飛を放つ=エイジェックスタジアム

3連覇が絶たれ、引き揚げる作新ナイン=エイジェックスタジアム

7回、作新の柳沼が同点の右犠飛を放つ=エイジェックスタジアム 3連覇が絶たれ、引き揚げる作新ナイン=エイジェックスタジアム

 第77回春季県高校野球大会兼第76回春季関東地区大会県予選第7日は29日、宇都宮市のエイジェックスタジアム(県営本球場)と清原球場で準々決勝4試合が行われ、国学院栃木、白鴎大足利、文星芸大付のほか、ノーシード宇都宮商が2連覇中の作新学院を破り、32年ぶりとなる準決勝に駒を進めた。

 大会2連覇中の王者・作新学院の春が早くも終わった。打線がわずか2安打で5年ぶりの8強止まり。内外角を丁寧に突いた宇都宮商の右腕に翻弄(ほんろう)された。「いい投手を打ち切る力がないということ」。小針崇宏(こばりたかひろ)監督も淡々と振り返った。