女子回転2連覇を果たし、表彰台で笑顔を見せる足大付の大西(中央)=長野県志賀高原ジャイアントスキー場

 アルペンスキーの第36回全国高校選抜大会最終日は8日、長野県山ノ内町の志賀高原ジャイアントスキー場で男女の回転(2回)が行われ、女子の大西美琴(おおにしみこと)(足利大付)が1分41秒71で2連覇を達成。6日のスーパー大回転と合わせて2冠を飾った。大西は7日の大回転でも3位に入っており、県勢初の総合優勝を果たした。

 92人が出場したレースで1回目7番スタートの大西は、1位と0.09秒差の50秒33で2位。29番スタートの2回目は荒れたコースを冷静に見極め、全体1位となる51秒38をたたき出し逆転した。

 ほかの県勢は、同種目の大貫詩旺(おおぬきしお)(同)が前日の大回転と同じく4位入賞、川嶋瑚子(かわしまここ)(同)が30位だった。