県教委は18年に市町教委などと「夜間中学に関する連絡会議」を設置し検討してきた。19年度には外国人を含む県民を対象にニーズ調査を実施。9割が「あったらよいと思う」と回答し、このうち2割が「自分が通いたい」との意思を示していた。

 県内では民間による設置が先行し、21年には宇都宮大教員らでつくる「とちぎに夜間中学をつくり育てる会」が「自主夜間中学」として宇都宮、小山両市に開校した。

 阿久澤教育長は一般質問の答弁で「他県の先進校なども視察し、検討を進めてきた。さまざまな事情から学びの機会を得られない人が増加しており、夜間中学での学びの機会を確保する必要性が高まっている」としていた。野澤和一(のざわかずいち)氏(公明党議員会)が質問した。

<<
2件
>>
最終ページ