栃木SCで2季目の指揮を執った時崎監督(中央)。終盤戦は8試合勝ちなしと苦しんだ=8月13日徳島戦、カンセキスタジアムとちぎ

 「ここからは内容ではなく結果だ」。8月下旬、第33節の藤枝戦を前に行われたチームミーティング。時崎悠(ときさきゆう)監督は語気を強め、選手らに覚悟を促した。

 勝ち点45-。残り10試合で8勝12分け12敗。そこからの目標として指揮官が示したのは現実的な数字だ。合わせて「残留」という言葉も選手の前で初めて口にした。シーズン終盤戦を前に士気を高める狙いがあった。