【栃木】持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ授業として、三鴨小でこのほど、建設機械レンタル業「アクティオ」の社員を招いた特別授業が開かれた。6年生17人が同社の社会貢献について学んだ。
総合的な学習「SDGsから見える世界」の授業の一環で、同校学区内にある同社佐野テクノパーク統括工場の社員を招き、身近な企業の取り組みを学ぶことが目的。
同工場の長尾勝徳(ながおかつのり)工場長らが講師を務めた。一度使用した建機をメンテナンスして再度使用したり、省エネルギーの機械を扱ったりする同社の循環型ビジネスについて紹介した。
児童は災害時など人が近寄れない現場で活躍するバックホーの遠隔操作を体験。その後、SDGsの考え方を基に「未来の建設機械について考えてみよう」をテーマに議論した。児童からは「植物由来の燃料を使った機械が増えてほしい」「燃料自体を必要としない機械があるといい」などの意見が上がった。
小竹花歩(こたけかほ)さん(11)は「身近な企業が未来のために行動していることを初めて知った」と話した。