2023年産水稲の作況指数

 農林水産省は13日、2023年産のコメ(水稲)の全国の作況指数(平年=100)が9月25日時点の調査で「平年並み」の100になるとの見通しを発表した。本県は「やや良」の105で、宮城と並び全国で最も高い指数となった。一方、日照不足や夏の猛暑が響き、秋田や新潟など10府県は「やや不良」だった。

 関東農政局県拠点によると、本県の作況指数は2004年の107(確定値)以来の高い水準。内訳は、北部と中部が105、南部が103だった。穂が出た後の登熟期に、高温が続いたものの日照時間が長く、一定の降水量もあったことが影響したとみられる。県産主食用米の予想収穫量は、前年比1万7100トン増の26万2400トンを見込む。