【鹿沼】かつて市内で栄えた芸妓(げいぎ)文化の一端を垣間見ることができる写真や資料を、元芸妓の長女田辺幸子(たなべさちこ)さん(83)=坂田山1丁目=が市に寄贈した。
芸妓たちの演技で盛り上がる劇場や、中国の日本兵の慰問公演、戦前に結成した芸妓の野球チームの存在などを示す歴史資料として貴重なものばかり。田辺さんは8日、市役所を訪れ、佐藤信(さとうしん)市長から感謝状を受け取った。
寄贈したのは、上材木町にあった劇場「鹿沼座」での公演など芸妓の活動を示す写真69枚と、鹿沼芸妓組合の名簿や規約などの資料3点。市内の芸妓文化を研究していた市職員から連絡を受け、母親の遺品を改めて整理して発見した。
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