本県の最低賃金改定に関する答申書を栃木労働局の奥村英輝局長(右)に手渡す栃木地方最低賃金審議会の杉田明子会長=7日午後、宇都宮市内

 本県の最低賃金は10月以降、過去最大の41円引き上げられ時給954円に改定される見通しとなった7日、原材料高騰や人件費増に直面する県内企業からは「企業努力ではどうにもできない」と悲鳴が上がった。一方、労働者からも「物価上昇の現状には追いついていない」などと厳しい声が聞かれた。

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