後半ロスタイム、栃木SCのFW大島(右)がMF西谷と抱き合う

 サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催)は12日、各地で3回戦16試合が行われ、J2栃木SCは宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎでJ1広島と対戦し、2-0で快勝。2年連続4度目の4回戦進出を決めた。

 栃木SCは前半、中盤からの縦パスが機能し優位に進めた。後半も攻勢を強めると、同9分に獲得したPKでFW大島康樹(おおしまこうき)が先制。終盤は守勢に立たされたがDF高嶋修也(たかしましゅうや)らを中心に耐え、ロスタイムにはMF西谷優希(にしやゆうき)がダメ押しの2点目を奪って試合を決めた。

 4回戦の相手はJ1福岡で日時、会場は未定。

久々のワントップで結果 大島

 昨年に続き、今年もJ1を破る金星を挙げた栃木SC。最前線でチームを引っ張ったのは控え組のFW大島康樹(おおしまこうき)だ。2回戦に続くゴールで広島撃破に貢献。「2年連続でこの結果は自信になる」。自らの活躍よりも勝利を喜んだ。