歯科健診で児童のかみ合わせや虫歯の有無を確認する歯科医(左)=8日午前、宇都宮市瑞穂野南小

 新型コロナウイルスの感染拡大前に比べ、歯のかみ合わせや歯並びに問題のある小学生らの割合が増えている-。県歯科医師会の医師からそんな指摘が出ている。コロナ禍で続いたマスク生活などから、口周りの筋力の未発育が一因とみられる。小学校の歯科健診を通して「2割ほど増えた」と見立てる歯科医も。より良いかみ合わせにするため、歯科医は「正しい姿勢で食事し、そしゃくの回数を意識的に増やしてほしい」と呼びかけている。

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