第102回全国高校ラグビー大会第3日は30日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で2回戦16試合を行い、Bシードの国学院栃木は正午から茨城県代表の茗渓学園(11大会連続28度目)との初戦に臨む。
茗渓学園は28日の1回戦で滋賀県代表の光泉カトリック(4大会連続12度目)と対戦。攻守に圧倒して計8トライを奪い、53-0と完封勝ちした。
国学院栃木のFW陣の平均体重は茗渓学園の92・8キロを上回る94・8キロ。スクラムで圧力をかけ、磨き上げてきたタックルを武器にBシードの貫禄を示したい。今年、最も練習試合を行った相手でもあり、11月の試合では24-13で国学院栃木が勝利している。
29日は奈良市内のグラウンドで最終調整を行った。吉岡肇(よしおかはじめ)監督は「相手は思いきりぶつかってくるはず。硬くなり過ぎず、良い緊張感で臨みたい」と話す。SO伊藤龍之介(いとうりゅうのすけ)主将は「相手の初戦を見て、作戦が明確になった。あとは自分たちがやってきたことを出し切るだけ」と意気込んでいる。