【鹿沼】県小水力利用推進協議会はこのほど、水の流れを利用する「小水力発電」の理解や普及促進を目的としたセミナーを市内で開いた。会員ら20人が参加した。
引田の下沢引田農村公園を訪れ、小水力発電装置の実証実験などに取り組む鹿沼自然エネルギー推進会が農業水路内に設置した「コアレス小型発電機」を見学した。同推進会によると、発電機の特長は幅60センチ、深さ90センチの水路に収まるコンパクトさと発電効率の高さ。同公園の発光ダイオード(LED)防犯灯に電力供給している。
上野町の測量業「安田測量」の安田晃昭(やすだてるあき)社長(36)は、「ドローンを用いた小水力発電事業箇所の調査・測量」と題して講演した。
同協議会の根本泰行(ねもとやすゆき)会長(56)は「交流と情報共有を通じて県内の小水力発電の発展につながることを期待している」と話した。