古式にのっとり執り行われた神事

 【那珂川】「フクロウ神社」として知られる矢又の鷲子山上(とりのこさんしょう)神社でこのほど、開山以来1200年続くとされる伝統の「夜祭り」が開かれた。

 夜祭りは本宮祭、三本杉祭、御本社祭の三つで構成される。夕闇の中、長倉樹(ながくらたてる)宮司らが古式にのっとった神事を執り行い、新型コロナウイルス禍の早期収束や無病息災、家内安全を祈願した。

 神事の後、参拝客には餅とゆでた小豆の小袋が配られた。長倉宮司は「収穫の秋に感謝し(餅などの)食を通じ神様のパワーを感じてほしい」と話していた。