リーベ栃木のDF大橋(左)と天理大のDF永吉が競り合う=大井ホッケー競技場(チーム提供)

 ホッケーの日本一を決める男子第96回・女子第83回全日本選手権大会第3日は19日、東京都の大井ホッケー競技場で男女の準決勝を行い、男子のリーベ栃木(社会人2位)は残り11秒のペナルティーコーナー(PC)をDF霧下義貴(きりしたよしき)が決めて3-2で天理大(学生1位)を下し、初の決勝進出を決めた。女子のグラクソ・スミスクライン(GSK)=社会人3位=が1-0で山梨学院大(学生4位)に競り勝ち、準優勝だった2003年以来19年ぶりに決勝へ駒を進めた。

 リーベは第1クオーター(Q)12分、PCからの浮いたリバウンドをDF大橋飛人(おおはしあすと)が押し込み先制。第2Qは10分にペナルティーストロークを献上して追い付かれた。第3Q4分にFW松本航(まつもとわたる)がサークル内でボールを奪い、そのまま決めて勝ち越し。第4Q6分に再び追い付かれたが、最終盤に獲得したPCから霧下が勝負を決めた。

 GSKは両チーム無得点で迎えた第3Q立ち上がりにMF町田未来(まちだみき)のゴールで先制。第4Qは攻勢に出た相手に対し、GK工藤優(くどうゆう)の好セーブなど最後まで粘り強く守り抜いた。

 大会最終日は20日、同会場で行われ、GSKは午前10時からコカ・コーラ(社会人2位)と、リーベ栃木は午後2時から立命大(学生2位)と、それぞれ初優勝を懸けて決勝を戦う。