第53回下野教育美術展(下野新聞社主催、県信用保証協会、県美術教育振興会協賛)幼稚園・保育園の部の中央審査が17日、宇都宮市下小池町の篠井地区市民センターで行われ、最高賞の下野美術大賞に晃望台幼稚園(鹿沼市)年長鈴木那知(すずきなち)ちゃん(6)の版画「ワニの親子」が選ばれた。
今回は絵画、版画、デザインに計8139点の応募があった。このうち754点が地区審査を通過し、中央審査に進んだ。大賞のほか、準大賞3点、特選3点、準特選3点、金賞180点、銀賞265点、銅賞299点が決まった。
審査委員長を務めたぴっころ保育園(矢板市)の山中悟(やまなかさとる)園長は「作品はバラエティー豊かだった。子どもたちが楽しみながら描いたのが伝わってきた」と総評した。また大賞作品については「細いラインと太いラインを使って立体感があり、すごく迫力がある」と述べた。
表彰式は12月24日、壬生町の壬生中央公民館で行われる。同10、11日に佐野市文化会館で県南展、同17、18日に那須塩原市の黒磯公民館で県北展、同24、25日に壬生中央公民館で中央展が開かれ、入賞作品が展示される。上位入賞作品と金賞などの入賞者名は同8日、本紙に掲載予定。
上位入賞者は次の通り。
下野美術大賞 鈴木那知(晃望台幼稚園)▽準大賞 横山いと(真岡あおぞら保育園)白田みくり(ぴっころ保育園)阿久津妃菜(認定こども園愛泉幼稚園)▽特選 小宅莉愛(高根沢町たから保育園)宇賀神誠(認定こども園第二愛泉幼稚園)吉田悠那(認定こども園やすづか幼稚園)▽準特選 関口紬(かみねの森認定こども園)関口景太(西真岡保育園)小潟ことこ(認定こども園薬師寺幼稚園)
▼鈴木那知ちゃんの話 本で見てかっこよかったので、ワニを描きました。足の模様を作るのが難しかったです。体や歯を頑張って描いたので、見てほしいです。版画に挑戦したのは初めてで、少し疲れたけどすごく楽しかったです。