第2セット、宇中女・宇中央の刀祢田がスパイクを決める=県北体育館

女子優勝の宇中女・宇中央

56年ぶりの優勝に歓喜する宇中女・宇中央の選手たち=12日午後3時25分、県北体育館

第2セット、宇中女・宇中央の刀祢田がスパイクを決める=県北体育館 女子優勝の宇中女・宇中央 56年ぶりの優勝に歓喜する宇中女・宇中央の選手たち=12日午後3時25分、県北体育館

 第75回全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)県予選最終日は12日、県北体育館で男女の決勝を行い、男女ともフルセットにもつれ込む激戦の末、女子は宇都宮中央女・宇都宮中央が56年ぶり4度目の優勝を果たした。宇都宮中央女・宇都宮中央が渡部陽奈(わたなべひな)を軸とした攻撃で宇都宮商から第1、2セットを連取。第3、4セットは相手の粘りに手を焼いて追い付かれたが、第5セットは大嶋優貴乃(おおしまゆきの)のブロックアウトなどで流れをつかんだ。

◇ほかにもWeb写真館に写真

重ねた研究、戦略奏功

 赤いユニホームが躍動し、半世紀以上も閉ざされた重い扉をこじ開けた。

 宇都宮中央女・宇都宮中央が1966年の第19回大会以来の56年ぶりの栄冠。「ほっとした」と安堵(あんど)の奥田竜輔(おくだりゅうすけ)監督の横で、渡部陽奈(わたなべひな)主将は「先輩たちが越えられなかった高い壁をようやく乗り越えられた」と喜んだ。