陸上の第5回県小学生大会(栃木陸上競技協会、下野新聞社主催)は6日、下野市の大松山運動公園陸上競技場で行われ、女子1000メートルで芳賀真岡の萩原汐音(はぎわらしおん)(七井)が3分3秒46をたたき出し、従来の記録を0秒21上回る県小新記録で優勝を飾った。
タイムレースで行われた同種目で、1組に出場した双子の姉の花音(かのん)(同)が3分4秒02の大会新記録でゴール。3組で妹の汐音が記録を塗り替えた。
このほか、8月の全国交流大会に出場した3選手が大会新記録で優勝した。男子100メートル決勝で全国王者の小森裕一朗(こもりゆういちろう)(茂木)は、12秒09と実力を見せつけた。女子100メートル予選では、那須クラブの手塚心結(てつかみゆ)(親園)が13秒42をマーク。決勝で記録更新はならなかったが頂点に立った。同走り幅跳びは、足利クラブの厚木彩佐(あつきあやさ)(北郷)が4メートル60で制した。今年から始まった男女混合400メートルリレーは、さくら市教室が52秒98で初代王者に輝いた。
大会は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催された。
■双子の姉と切磋琢磨
ゴール後、記録掲示板に表示が出ず、タイムが確認できない。芳賀真岡の萩原汐音(はぎわらしおん)(七井)は不安そうな表情を浮かべていた。その瞬間に流れたアナウンス。「1位、荻原汐音。記録3分3秒46。県小学生新記録で優勝です」。表情は満面の笑みに一転し「よし、よし、やった」と思わず拳を握った。
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