2021年の東京オリンピックで聖火ランナーを務めた那珂川町の現役理容師箱石(はこいし)シツイさん(105)の長男、箱石英政(ひでまさ)さん(79)が、母シツイさんの歩みを詳細につづったドキュメンタリー本「105歳の聖火ランナー」(論創社刊)を出版した。戦中戦後を生き抜き、見事に聖火ランナーの役目を全うしたシツイさんの努力と挑戦の日々を、実子ならではのぬくもりある筆致で振り返っている。
シツイさんは1916(大正5)年、旧大内村(現那珂川町)に生まれ、14歳で東京の理髪店に就職。太平洋戦争の疎開のため古里に戻り、中古の家を買って理髪店を営みながら、2人の子どもを育て上げて現在に至る。
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