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手作りのラー油や肉みそ、ごまみそのうまみが詰まった担々麺
店内に入ると、中国語が聞こえてきた。日本人はもちろん中国人の客も多いという満湘園（まんしょうえん）。2021年９月、張維広（ちょういこう）さん（46）と王勇（おうゆう）さん（44）夫妻がオープンさせた。
厨房（ちゅうぼう）に立つ張さんは中国の吉林省出身。18歳から調理師として働き、09年に来日した。満湘園では故郷の東北地方の料理や四川料理、日本人向けにしたものなど幅広く提供。メニューは150種類以上あるという。
「自信を持って作っています。どれもおいしいですよ」と張さん。あえてお薦めを尋ねると、「担々麺」（750円）を挙げてくれた。ごまの香りが漂い、食欲をそそられる。ピリッと辛いが辛過ぎず、スープはこくがあるのにさっぱりでくせになりそう。平打ち麺で食べ応えもある。
肉みそやごまみそ、ラー油などすべて手作りだという。店に来ていた中国人女性は「汁まで全部飲める」と太鼓判だ。
より辛い「山椒（さんしょう）担々麺」やまろやかな「豆乳担々麺」もある。メニューにある手作りの「ニラ玉子餃子（ぎょーざ）」も興味深い。通いたくなる店が一軒増えた。
◆メモ 宇都宮市一番町１の31 大木ビル１階▽営業時間 午前11時半～午後３時、同後５～11時▽定休日 日曜▽(問)028・680・7042
