出版された「ダルマガエル 生態を知って農業で守る」

 水田周辺に生息する野生生物の中で近年、ダルマガエル類(ナゴヤダルマガエルとトウキョウダルマガエル)の減少が著しい。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧IB類などに選定されている。

 その生態をつぶさに調べた最新研究を受けて、保全のために今できることを提案した著書「ダルマガエル 生態を知って農業で守る」が出版された。宇都宮大農学部の守山拓弥(もりやまたくみ)准教授が編著者の1人で、上三川町の事例などを報告している。