ディナーメニューのバターチキンカレーとナン(1280円)は断然、甘口がお薦め。トマトやミキサーにかけたカシューナッツを約2時間煮込んだ濃厚なカレーを、ナンにたっぷりと付けて口に運ぶ。バターとクリームが入ったカレーはクリーミーで程よく甘い。日本人の口によく合い、老若男女に好まれる味となっている。
タンドリーチキンやラッシー(別料金)も用意されているほか、カレーは半分の量で2種類を注文することもできる。
店主のカワスビサルさん(37)はネパール出身。2008年に留学生として来日した。TBC学院小山校を卒業し、2年半前に店を開いた。「地域の人との関わりを広げたい」との思いが開店した理由の一つだったと言う。
現在、ネパール人とインド人のシェフが調理を担当し、本格的で日本人に好まれるカレーを提供している。来店客は日本人がほとんどだといい、カワスビサルさんは「お客さんと話すのが楽しい」と優しげな笑顔で語る。
店から5キロ圏内で配達をしているほか、県内のイベントにはキッチンカーで出店もしている。
▼メモ 栃木市岩舟町静2381。午前11時~午後3時、午後5~10時半。11月からは火曜定休。(問)0282・80・9084。