9回、見逃し三振で最終打者となり、うなだれる作新の広田=埼玉県営大宮公園野球場

 第75回秋季関東地区高校野球大会第3日は25日、さいたま市の埼玉県営大宮公園野球場などで準々決勝4試合を行った。作新学院(本県1位)は専大松戸(千葉1位)に3-4で逆転負けを喫し、“選抜当確”となる4強入りを逃した。

 作新学院は初回に1点を先制。五回には長打と犠飛で2点を追加し、わずか5安打ながら3-1とリードを奪うなど、中盤まで試合を優位に進めた。

 先発の1年生右腕小川哲平(おがわてっぺい)は無失点で迎えた三回途中、1死二塁とし降板。2番手の川又楓(かわまたかえで)がこのピンチを最少失点で切り抜け好投を続けたが、七回、2点適時三塁打を許すなど3点を奪われ一気に逆転された。打線は2番手で登板した専大松戸のエース平野を打ち崩せなかった。