本県の魅力を発信する漫画「負けるな!ギョーザランド!!」が、小学館のウエブサイト「P+D MAGAZINE」で連載されている。手掛けているのは佐野市在住の姉妹漫画家「いちごとまるがおさん」。県民も知らないような“栃木の良さ”を面白おかしく紹介している。
連載は8月下旬に始まり、毎月10日と25日に更新される。漫画は、いちごとまるがおさんの代表で姉の小菅慶子(こすげけいこ)さん(36)が主に制作に当たっている。監修として、県立博物館の篠崎茂雄(しのざきしげお)人文課長が解説文を担当する。
舞台は各都道府県に神がいる世界。栃木の神「チャオズ」がイチゴの天使「イチマル」と共に、県内の名所やグルメ、風習などを紹介する。茨城、群馬、埼玉の神も登場。少し気弱なチャオズが隣県の神に振り回されながらも、本県の「魅力度」を上げるため奮闘する。
しもつかれの説明や、サメやチタケを食べる文化など食にまつわる話題のほか、あしかがフラワーパークや史跡足利学校などの名所を紹介している。小菅さんは「他県の人が読んで楽しんでもらえるような題材にするよう心掛けている」と話す。
今後は宇都宮や那須などが舞台として紹介されるほか、名所だけでなく県内で頑張っている人、面白い取り組みをしている人などにも焦点を当てていくという。小菅さんは「ずっと県内に住んでいても、知らないことがたくさんある。県民の皆さんには、新たな発見があるような漫画にしたい」と意気込んでいる。