国体での一期一会の出会いに、別れの時が来た。総合閉会式では、勝敗を競い合った47都道府県の選手・役員らの誰もが笑顔でスタンドに手を振り、それぞれの立場で支えた県民らが温かい拍手で応えた。大会を象徴する炬火(きょか)がゆっくりと消え、11日間にわたる熱戦の終幕を告げた。本県は天皇杯獲得を逃す悔しい結果となったが、厳かな式典は、戦績を超えて参加者一同の惜別の情を誘った。本県選手団もこの日をもって解団。県民が燃やした情熱は、新型コロナウイルス禍による延期を乗り越え開催される特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」へと受け継がれる。
その後行われた解団式では、天皇杯2位、皇后杯2位の賞状が飾られた壇上で団長の福田富一(ふくだとみかず)知事があいさつ。「各会場で皆さんの勇姿に感動した。その姿は栃木県民に勇気と元気を与えてくれた」と選手たちをねぎらった。
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