第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第10日は10日行われ、馬術の本県チームは計133点を獲得し、2位の長野に約40点差を付けて競技別総合優勝。連日の入賞者ラッシュで歴代最強の名に恥じない強さを見せた。
総合優勝は1980年栃の葉国体以来42年ぶり2度目。広田龍馬(ひろたりゅうま)監督(那須トレーニングファーム)は「栃木のチームワークの勝利。神風が吹いていた」と手放しに喜んだ。
初日で3種目を制し順調なスタートを切ると、馬場馬術では成年男子の鈴木直人(すずきなおと)(鍋掛牧場)、少年の渡辺心(わたなべしん)(同)が同種目の県勢初優勝を果たすなど、穴がなかった。20種目で入賞し優勝は6種目を数えた。
日本馬術連盟の千玄室(せんげんしつ)会長は「この活躍は県民の心に響いたことだろう」と祝福。広田監督はトロフィーを受け取り、「ありがとう」と両手を掲げ、会場中に感謝を伝えた。