陸上少年男子B3000メートル決勝 6位入賞した栃木県の大島(中央)=宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ

陸上少年男子B3000メートル決勝 6位入賞した栃木県の大島(左)=宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ

陸上少年男子B3000メートル決勝 6位入賞した栃木県の大島(中央)=宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ 陸上少年男子B3000メートル決勝 6位入賞した栃木県の大島(左)=宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎ

 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第10日は10日行われ、栃木県はボクシング成年男子フライ級の平塚駿之介(ひらつかしゅんのすけ)(駒大)、重量挙げ少年男子102キロ超級スナッチとジャークの塚田直人(つかだなおと)(小山南高)が優勝を果たした。

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 陸上少年男子B3000メートルの大島福(おおしまふく)(佐野日大高)は8分17秒53の自己記録で6位。冷静な判断力で終盤の入賞争いにつなげた。

 先頭を追走していた1000メートル過ぎ。「このまま付いたらきつい」と潔く後退。自分のペースを刻みながら4位集団に入り「一番得意」な残り300メートルからスパート。温存した脚力を解放して競り合いを演じた。

 厚崎中3年時の全国大会では同種目で予選敗退。周囲からの期待を背負い込んでの「大失敗」した経験だという。地元国体が1年ぶりの全国大会となり、予選では自己記録を9秒縮め、決勝ではさらに3秒のベスト更新。「伸び伸びと走れた」と殻を破った。

 今後はトラックから駅伝シーズンへ。「少しでもチームに貢献できる走りがしたい」と全国駅伝への出場を見据えた。