大鍋で作られた約千人分の与一ちゃんこ

大鍋で作られた約千人分の与一ちゃんこ

大鍋で作られた約千人分の与一ちゃんこ 大鍋で作られた約千人分の与一ちゃんこ

 熱戦が続く「いちご一会とちぎ国体」。各地の会場では8日、地元産食材を使ったちゃんこ鍋や名水、宇都宮餃子(ぎょーざ)などが提供品や協賛品として登場した。おもてなしを兼ねた地元名物のPRも盛り上がりを見せている。

 大田原市南金丸の道の駅那須与一の郷で農産物を販売する「よいち産直会」は同道の駅で国体歓迎イベントを開き、同会名物の「与一ちゃんこ」のチャリティー販売を行った。

 国体の開催期間に合わせ、恒例の収穫祭を前倒しした。ちゃんこは大根やニンジン、ニラなどの地元産野菜、「手が付かないように」と験を担いだ鶏肉やつくねをふんだんに使用。直径1メートル超の大鍋で約千人分を作り、1杯100円で提供した。ポップコーンや水風船の無料配布も行った。

 ちゃんこの売上金は国体に出場した黒羽高相撲部などへ寄付する予定。同会の北原裕子(きたはらひろこ)会長(46)は「国体などで大田原へ来た方にダイナミックな味を楽しんでほしい」と話していた。