卓球成年女子1次リーグ 鈴木がバックハンドを決める=鹿沼市のTKCいちごアリーナ

 卓球成年女子は1次リーグ最終戦で大阪に快勝。3戦全勝で同種別33年ぶりの入賞を果たすとともに、40年ぶりの4強以上を確定させた。

 進撃を続けるチームをけん引するのは最年長27歳の鈴木李茄(すずきりか)(県スポーツ協会)だ。

 今国体は1ゲームも落としておらず、サウスポー同士の対戦となったこの日の大阪戦も、バックハンド争いで優位に立った。抜群の安定感で3ゲームを連取し、つけ入る隙を与えなかった。

 県スポーツ専門員に採用されて半年。「人が温かくて、すぐに思い入れが強くなった」と本県への愛着を語る。

 およそ半世紀ぶりの優勝を懸けて準決勝で対戦する愛媛には、所属するTリーグのチームメートも在籍する。手の内は互いに知り尽くすが「勝ちたい気持ちは自分たちの方が強い」。確かな実力と熱い思いが、本県を頂へと導こうとしている。