レスリング少年男子の植木(足利大付高)

上野裕次郎

矢部和希

レスリング少年男子の植木(足利大付高) 上野裕次郎 矢部和希

 延べ9日間の会期前競技も終わり、10月1日からはいよいよ第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」が正式に始まる。天皇杯(男女総合)と皇后杯(女子総合)の獲得を目指し、本番へと臨む県勢の戦いを競技別に展望する。

◇とちぎ国体特設ページ

 レスリングの本県チームは粒ぞろい。特に成年男子は、ともに2021年全日本選手権3位の上野裕次郎(うえのゆうじろう)(県スポーツ協会)、矢部和希(やべかずき)(同)を筆頭に層が厚く躍進に期待がかかる。

 上野はフリースタイル65キロ級で第1シード。初戦で激突が予想される森川海舟(もりかわかいと)(東京)は8月の全日本学生選手権4強の実力者で長い手足を生かした変則的なスタイルを取るだけに、ここを突破し波に乗れるか。