第4Q10分、横浜BCの河村と競り合うブレックスの比江島(右)=TKCいちごアリーナ

第4Q7分、オフェンスリバウンドを奪うブレックスのスコット=TKCいちごアリーナ

第4Q10分、横浜BCの河村と競り合うブレックスの比江島(右)=TKCいちごアリーナ 第4Q7分、オフェンスリバウンドを奪うブレックスのスコット=TKCいちごアリーナ

 バスケットボールB1宇都宮ブレックスは18日、鹿沼市のTKCいちごアリーナで開幕前最後のプレシーズンゲーム(PSG)を横浜BCと戦い、後半に巻き返して第4クオーター(Q)残り32秒で同点へ追い付き規定により71-71で引き分けた。

 ブレックスは3戦連続で鵤誠司(いかるがせいじ)、遠藤祐亮(えんどうゆうすけ)、比江島慎(ひえじままこと)、アイザック・フォトゥ、ジョシュ・スコットが先発した。

 前半は攻守に精彩を欠いた。立ち上がりこそフォトゥらが得点したが次第に攻撃が停滞。リバウンドからの相手の速攻を止められず、第2Q終盤には連続3点シュートを決められ25-40で前半を折り返した。

 後半はその悪い流れを引きずらなかった。強度の高い守備で失点を抑え、ベンチメンバー中心の時間帯も荒谷裕秀(あらやひろひで)の3点シュートなどで応戦。最終盤に比江島慎(ひえじままこと)のドライブで追い付いた。

 新加入のジュリアン・マブンガも初出場し、10分足らずの出場で5得点4アシストをマーク。ブレックスのPSGの通算成績は2勝1分け1敗だった。

連携改善の余地残す

 リーグ開幕前最後のPSGは後半に巻き返して同点決着。新生ブレックスの“現在地”を佐々宜央(さっさのりお)監督は「(選手間の)ずれはまだあると思っているが悪くはない。ただ、危機感は持ちながら仕上げていく」と評した。