柔道の全日本選手権で初優勝した太田彪雅=講道館(代表撮影)

 全日本柔道連盟は13日までに、強化委員会を開き、世界選手権大会(10月、タシケント)の混合団体代表の代替選手に男子90キロ超級の太田彪雅(おおたひょうが)(栃木市出身、旭化成)を選出した。正選手だった小川雄勢(おがわゆうせい)(パーク24)が左膝を負傷したため。これにより、太田は本県開催の国体出場を見送ることとなった。

 このほか本県関係は同団体で女子70キロ超級の朝比奈沙羅(あさひなさら)(ビッグツリー)が右膝の治療を理由に欠場することとなった。男子個人60キロ級の高藤直寿(たかとうなおひさ)(下野市出身、パーク24)は予定通り出場する。

 小川は7月に左膝を負傷し、大会に間に合わないと判断。2021年全日本選手権優勝などの実績から太田が選ばれた。世界選手権開幕は10月6日。選手団に名を連ねていた「いちご一会とちぎ国体」の成年男子は同8、9日に実施され、日程が重複する。関係者によると国体の太田の代替選手は調整中。