体操少年男子予選 あん馬に臨む本県チームの大島=日環アリーナ栃木メインアリーナ

  体操少年男子の本県チームは全員がミスの少ない演技で予選を1位通過。エースの谷田雅治(たにだまさはる)(作新学院高)「予想外で内心びっくりしている」と声を弾ませた。

 最初の種目・あん馬は苦手にする選手が多い中、チームただ一人の2年生で得意にしている大島凱(おおしまがい)(同)が存在感を発揮した。「自分の役割を果たそうと思い切りやった」とチーム2番目の13・050点をマーク。谷田も「大島がしっかり決めてくれていい流れができた」と勢いに乗り、その後の得意種目で高得点を記録した。

 13日の決勝は予選2位の千葉などと僅差の勝負に可能性が十分。谷田は「いい意味で調子に乗っていい状態で(決勝に)臨みたい」と気を引き締めていた。