野球独立リーグ・ルートインBCリーグの南地区チャンピオンシップ(CS)第1戦は10日午後3時から茨城県の常陸大宮市民球場で行われ、南地区2位の栃木ゴールデンブレーブス(GB)は1位の茨城と戦う。茨城には1勝のアドバンテージがあり、栃木GBは連勝すれば北地区CS勝利チームとの「BCLチャンピオンシップ」に進む。
栃木GBは投手陣が勝利の鍵を握る。今季の対戦成績は栃木GBの4勝2分け12敗。大量失点での敗戦を重ねた一方、2失点以内に抑えた試合で3勝を挙げた。チーム最多6勝のルーキー大宅健介(おおやけんすけ)ら先発陣が試合をつくり、抑えの高野圭佑(たかのけいすけ)らへの継投で守り切りたい。
打線はチーム打率2割6分4厘ながら、5試合続けて2桁安打が続いたシーズン終盤は力強さを見せた。リーグ最多タイ9本塁打の主砲石川慧亮(いしかわけいすけ)、3番の若松聖覇(わかまつせいは)の奮起は必須。一時不調だった叺田本気(かますだもとき)もチーム首位の3割1分5厘まで打率を上げている。
茨城は今季20人以上の戦力を入れ替え初の地区制覇を飾った。リーグ2位の10勝を挙げた右腕二宮衣沙貴(にのみやいさき)が柱だ。