発表会で全国2位の成績を収め、笑顔を見せる生徒たち

 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている栃木高で空き缶サイズの小型模擬人工衛星(缶サット)を研究する「物理班缶サットグループ」がこのほど、全国のSSH指定校220校が出場した「SSH生徒研究発表会」で科学技術振興機構理事長賞を受賞した。3年生10人のグループが3年かけて研究した内容を発表し、最高賞の文科大臣表彰に次ぐ“全国2位”となった。

 同グループの生徒たちは1年生時から、缶サットを打ち上げて地上にあるマーカーの位置を衛星利用測位システム(GPS)のように特定する研究に打ち込んだ。缶サットの試作を30通り以上作るなどし、今年3月の「缶サット甲子園」全国大会では2位に入った。