那珂川町子育て支援住宅の全体イメージ図

 【那珂川】町が旧小川庁舎跡地などに計画している子育て支援住宅に関し、土地を事業者に無償で貸し付ける議案が14日の町議会臨時会に上程され、可決された。事業者は積水ハウスグループで、貸付期間は30年。同グループは3階建てで住戸数20戸の子育て世帯用住宅を建設するほか、保育士が常駐し遊戯室などを備える子育て支援施設も併設する。年内に着工、入居者募集を始め、来年3月の供用開始を目指す。

 同グループは2社で構成。代表企業は積和不動産(東京都)で、積水ハウス北関東シャーメゾン支店(宇都宮市)が構成員。

 町は公募型プロポーザル方式で事業者を選定した。2グループから応募があり、内田浩二(うちだこうじ)副町長を委員長とする審査委員会でプレゼンテーションやヒアリングを実施し、同グループに決めた。町と同グループは6日、事業実施に関する基本協定を締結した。

 貸し付け面積は約5千平方メートル。住宅の間取りは2LDK16戸、3LDK4戸。家賃は5万円程度の予定で、小学生以下の子どもがいる世帯が入居できる。敷地内には子育て支援施設のほか、コミュニティー広場も整備される。

 子育て支援住宅の建設は、町の少子化や人口減少が進む中、経済的な負担を軽減し子育てしやすい環境を整えることで、町外からの人口流入の促進や定住化を図るのが狙い。

 住宅の設計や建設、入居者募集や維持管理などを民間に委託することで、民間のノウハウを活用。事業者が建設した住宅を町が借り上げる方式にすることで、町の財政支出の平準化も図れるという。