参院内閣委員会は16日、日本の国旗を傷つける行為に刑罰を科す日本国旗損壊罪法案について質疑を実施した。一部野党は、処罰対象の曖昧さや表現の自由を侵害する恐れから憲法違反に当たると指摘し、法案の撤回を求めた。与党は先立つ内閣委理事会で、同日午後の採決を提案。与野党で引き続き協議する。
法案は自民、日本維新の会、国民民主、参政の4党が共同提出した。4党が賛同すれば、少数与党の参院でも可決、成立する公算が大きい。
審議では、共産党の大門実紀史氏が「立法事実は定かでない。表現、内心の自由を制約し、侵害する恐れがある」と批判した。提出者の自民の平沼正二郎衆院議員は「罰則は表現内容と無関係だ。表現の自由に対する制約の程度は小さい」と答えた。
法案は処罰対象を「人に著しく不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と国旗を損壊、除去、汚損した者」と規定。これまでの参院内閣委での審議や参考人質疑では、違憲性や表現の自由に対する萎縮効果を指摘する意見が出ている。
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