和歌山市の自宅で長女の平流菜ちゃん=当時(2)=に暴行を加え2025年7月に死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた父親晴流被告(26)と母親菜々美被告(26)の裁判員裁判で和歌山地裁は15日、いずれも拘禁刑8年(求刑いずれも拘禁刑9年)の判決を言い渡した。
福島恵子裁判長は判決理由で、虐待をしたのは主に菜々美被告だが、晴流被告も流菜ちゃんの健康状態を認識し体罰を加えていたと指摘。流菜ちゃんの体を親族に見られないようにするなどして虐待を隠蔽することを優先し、両被告の責任に差があるとはいえないとした。
その上で「本来は愛情を持って育ててもらえるはずの両親に必要な治療を受けさせてもらえず、短い生涯を終えることになった絶望感は察するにあまりある」と述べた。
判決によると、両被告は24年秋ごろから流菜ちゃんに暴力を振るうなどして虐待。顎をけがして十分に食事を取るのが困難になったことを認識しながら治療を受けさせず、低栄養状態の流菜ちゃんを25年7月10日に外傷性ショックで死亡させた。
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